〜出前講座について〜
出前講座とは、2000年度から、福祉ホットラインと立川市社会福祉協議会が一緒に始めた、学校訪問のことです。小・中・高とさまざまな学校に地域の仲間と出かけています。
「子どもの頃から、障害のある人のことを知ってもらえたら、もっともっと私たちは暮らしやすくなるんじゃないのかな?」
「障害のある人も、みんなと同じ立川で生活していることを知ってほしいな。」
「地域の人と仲良くなったら、もっと毎日が楽しくなるんじゃないかな?」
という思いから、毎年出前講座を続けています。2008年度は、小学校9校・中学校3校・高校2校・大学4校にうかがいました。
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*よくある流れ*
■1回目 協力者と子どもがお互いに自己紹介をする。
(→趣味、好きな食べもの、得意なこと、自分の障害についてなど)
子どもたちから、協力者の障害や生活についての質問を受ける。
(→一方的に話すのではなく、子供たちが発言しやすいよう工夫しています)
仲良くなるために、交流ゲームをする。
(→どんな内容・ルールにすれば障害のある協力者と一緒に遊べるか、子どもたちに考えてもらいます)
■2回目 公共施設やお店に行ったり、交通機関を利用して出かける。
(→歩きにくい道路や、店員さんの態度などについても気づいてもらえるよう、はたらきかけます)
■3回目 外に出かけたふり返りをする。
(→このまちは住んでいる人にとって優しいかどうかなど、グループごとに発表してもらいます)
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この他にも、授業のねらいや子どもの学年に合わせて、学校の先生や参加者とプログラムを考えています。「障害者のOOさん」ではなくて「立川に住んでいるOOさん」として子どもたちとふれあうために、たくさんお話をしたり、一緒に街に出かけたりと工夫をしています。
最初は緊張していた子どもも、時間がたつにつれて少しずつ私たちに心を開いてくれ、話しかけてくれます。
最近では、車いすの人や視覚・聴覚に障害のある人だけでなく、子育て中のお母さんや在日外国人の方などにも参加していただき、いろいろな人が同じ地域の仲間なんだよということを子どもたちに感じてもらっています。
子供達は元気いっぱいの笑顔で、みなさんを待っていますよ。
さあ、いっしょに行きましょう!!
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