diary special edition 「やっぱこれってさけたらあかんねんな。」
0314日 [戦争の記憶 第一章]
初めに言いたいことが少し。

このかなり長いであろう日記の趣旨は
「受験というかなり特殊で、でも世間で60万強の学生が経験した約1年という期間の間に
 makが想い、感じ、悩んだいろんな事を文字という媒体を使って保存する」

要は、残したいんです。この1年の間に、自分が考えたことを出来る限りたくさん。
それ+今後、受験する人の為のお得な情報などなど。

はっきり言ってこの受験制度がいいとは思いません。
ですが、そんなこと言ってられません。
いやでも、です。

戦争、とタイトルにありますが、
この相手は誰かと言えば、自分自身であり、全国の受験生です。
だれもが敵であり、そして仲間である。

ただ、勝者と敗者がいる。
それだけの世界です。

これはそんな世界をみてきた、ある男のグチに近いお話です。

ちゅうことでようやく再開です、日記です。

まずは6月〜7月までのこと。
って言ってもほとんど書くことがないのが現状ですね。
やっぱり盛り上がるのは2学期後半からですから。

このころはまだまだ受験のじの字も意識していませんでした。
まだまだ先の事でした。

ふつーにタクティクスオウガやってましたからね。
(結局チャプター3までいったし・・・。)

この時(6月)、初めてマーク模試っていうのをやりました。
その結果は・・・、未だに破られませんでした。

要は、最高点をマークしました。
かなりすごい点数です。

本番ではこれより25点ぐらい下でしたが。

まぁ、今考えればこの模試のテストはある意味酷いです。
国語(センターで理系がもっとも苦手とする教科)で信じられない点数とりましたしね。
そのくせ理系教科が5割切るってこれどうよ? って感じでしょう。

でも、これが結構自信になってない。
自分でもわかってました。これは奇跡だと。

それはすぐに証明されました。
約一ヶ月後の塾内でのマーク模試。
6月の模試より80点下がりました。

ははは・・・・・。

これがおいらの夏休みの始まりでした。

ここから夏休み編。

結局夏休みは一日欠かさず塾に行ってました。
今思えば、すごいですね、これ。

主にセンター対策をやっていました。
やっぱ現役生はセンターで逃げ切るしかありません。

2次力(要は大学の試験を解く力)は絶対に浪人生の方が上です。
だから現役生はいかにセンターで逃げ切るか?

これから受験する皆さん、これだけは覚えておいて下さい。
「現役はいかにしてセンターを稼ぐかで合否が決まる」

まー、中にはおいらみたくセンターで稼いでも、2次で大コケして前期失敗なんてやろーもいますが・・。
(自分で書いてて寂しい)

夏は世間一般では「受験の天王山」(天王寺ではありません)って言われてます。
まー、天王山ってどこにあるかは皆さん各自で調べて下さい。

でもこれってどんな意味でしょうか?
誰か教えて下さい。

あと、出来ればこういうことを言わないで下さい。
どうもこういうセリフは無責任に聞こえてしまいます。

この時期に多い受験生は・・、
まず、こういう事を聞かされ、焦燥感に駆られ、いっぱい問題集・参考書を買う→
やり始めるものの、改めて自分のあほさにあきれ、焦燥感が積もる。→
一応、8/31までに一通り買った問題集はやり終えたが、さっぱり頭の中に入っていない
もしくは全部やり通すことが出来ず、失意の中8/31を終える・・・。

プレッシャー、と言うよりも、わかんないんです。みんな。
自分が何をしたらいいのか? どれだけ出来るのか?
自分をついつい過大評価してしまうんです。
そして気が付けば、参考書の海に溺れてしまう・・・。

正直、もしあの7/21に戻ってあの日の自分に会えるのならこういいたいです。
「何も買うな、学校で買ったものをやれ、ひたすら繰り返せ。」

やっぱり反復が大事です。

とにかく、一つの問題集・参考書を完全に読み切って下さい。自分のものにして下さい。
これがどれだけ難しいことかは重々承知しています。
でも、これがやっぱり大事なんです。

どの学校でも、その学校の生徒に最適なカリキュラムを提供していると思います。
だまされたと思って先生の指示されたことをやってください。
(そりゃ、いつまでもそればっかりって訳にはいきませんが・・・)

こうやって俺の8月は過ぎていきました。
気がつけば甲子園も終わり、蝉の声も消え、気持ちいい暑さから厳しい残暑に変わり、
一体何をやっているのか、答えを出せないままあの一ヶ月が過ぎました。

でも、こうも考えれます(うちの担任が言っていました)
「結局、自分が伸びると思った時期にやれば伸びるもんだ。それが夏でも、秋でも、センター前でも。」

こういった精神論的な事はあんまり好きじゃないんですが、これには妙に共感してしまいました。
つまり、自分を信じてやるしかない。答えなんて出せるわけがない。
ただ目の前にある課題をやる。自分の未来を信じて・・・。

そして2学期が始まりました。
そろそろ学校の雰囲気も変わり始めていました。

そう、学校はすでに受験の嵐の中でした。
まだその雰囲気に多少の違和感を感じたのを覚えています。
「なにをそこまで焦らなくても・・。」

しかし、今思えば、俺に足りなかったのはこの焦燥感かもしれません。
俺自身はこういうのは大嫌いです。
とにかく、毎日何かに追われながら生きていくのは無理です。
何かを追い求めるのは構いませんが、
どうも俺にとって受験は「追いかけてくるもの」にしか感じられませんでした。

どうも、自分の夢に向かって突き進むってことが出来ないんですね。
一応、情報系(今全国的に人気)ですし、まあネットやって3年・・、
正直ネット、PC業界全体に嫌気がさしたこともあります。
たまにネットしててマジギレしたこともあります。
俺には向いていないんじゃないかさえ思いました。(プログラムを組みながら)

でも、やっぱ好きなんですね。PCが、そしてネットが。
ちょっと前、世間を「出会い系サイト」なんて言葉が飛び交いましたが、
インターネットなんてまさしく「出会い」系なんじゃないでしょうか?

ちょっと考えてみて下さい。
ネットのHPは出会いじゃないんですか?
そこの管理人の考え、思想などなどが詰まったHPとの「出会い」

俺はそんな出会いが好きです。
もしかしたら人生すら変わる出会いがあるかもしれない・・・、
そんな業界で働けたら・・・。
これが今までの俺を勉強に向かわせていたものの一つです。

もちろん、これ以外にももうちょいありますが、それはまた、別の話。

で9月のもっとも印象に残ったのは、ズバリ体育祭。
まー、別に内容がどうこうではありません。

出たんです。

竜巻。

直径500m。

すいません、これはさすがに言いすぎですが、竜巻は本当に出ました。
だいたい直径が5〜10mぐらいの普通の竜巻です。
グラウンドを行ったり来たりしながら彷徨い続け、
まあ、最後には消えていきました。
もう少しで仮設テントが飛んでいってしまうところでした。

よく、テレビの投稿なんやらではみたことはあったんですが、
実際にみたのはこれが初めてです。
ちょっと感動。

で10月。
とにかくこの月は毎週、週末模試を受けていたような気がします。
しかも大抵が記述。

きつかった・・・。

この月ぐらいから12月まで、正直記憶がないんですね。
とにかく、学校の授業が忙しくて忙しくて、それ+模試。
もう、なにがなんだかわからずにただやれるだけの事をこなしていた、って感じでしょうか。

この月の一番の想い出は、一日遠足でしょう。
行き先はズバリ「USJ」、そう、う(U)っそー、まじす(S)んごいじ(J)ゃん。

正確にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンですが・・・。
とにかく、ここは一度行ってください。
それで十分です(爆)

だって、だって、だって、カップルいちゃいちゃしすぎ。
ほんと、ハリセンでやろーの頭ぶん殴ってやろうかとおもいますよ。
あー、彼女ともう一回行きてーーーー。

でも、実際一回行けば十分です。
一番のお勧めは「ターミネーター2:3D」これはすごいです、まじすごいです。
これ以外はちょっとですね。

まず、ジュラシックパーク・ザ・ライド。 ただの急流滑り。
なのに1時間並んだ。 をい。

あと、バックドラフト。
ガスコンロ丸見えです。もう少し配慮して下さい。

ま、ウォーターワールドはみて下さい。
間違っても前の席に行かないように。
風邪、引きます。

あと、とにかく並ぶ時間がすごいです、平気で30分以上あります。
暇ですので受験生にはターゲットまたは速読を読むことをお勧めします。

これが10月の月末。
そしておいらが感じた秋の最後でしょうか。

この日を境に、学校も、自然も少しずつ厳しさを増していきます。
いよいよ、戦争が本格始動しました。
いや、むしろ誰もが戦争の雰囲気を否が応でも感じてしまうようになりました。

このころから少しずつ意識がセンターへと移っていきます。
現役の切り札、センター試験。

また、この2日間は後で書きますが、ここでは、受験生のだれもが思っていることを一つ。

「国語をわけろ!!!、このぼけなす!!!」

なんのことだかわからないと思うので解説。
センターの国語には2種類あります。
「国語1」と「国語1・2」です。
ほとんどの大学は国語1・2です。
国語1を採用している大学はかなり限られてしまいます。

つまり、間違って国語1を解くと、それだけで受験できる2次の大学が限られてくるわけです。
これは受験生にとってはあまりに悲しいことです。

もちろん、学校側でもいやっというほど注意しますし、このセンターを行う機関にも要請しています。
しかしいっこうにこの状況は改善されません。
この機関名は「独立行政法人大学入試センター」

ちょっと前まで世の中を騒がせていた「独立行政法人」です。
所詮お国の機関です。国民の言う事なんてハナから無視、なんでしょうね。
くそったれ!!!。

それ以外にもいろいろセンターに関する逸話があります。
一番うけたのは、「1万円札張り付け事件」
センターでは料金(当たり前ですが、ただでは有りません。)を郵便局に支払って、
その証明書みたいなものを、申込用紙に貼るわけですが、
うちの学校の先輩は何でも現金1万円を直接申込用紙に貼ったそうな。

さすがに、これには自分の耳を疑いましたが、これは実話らしいです。
とにかく、みなさんはこんなまねしないようにね。

このぐらいで第一章はおしまい。

次はセンター特集になりそうです。