11月30日(水)
[BOOK]ハプスブルク家(江村洋):良。ウィーンに行くならハプスブルク家のことを勉強してから行った方が良いと、友人から言われたので行きの飛行機の中で読んで行った。中学社会以来、世界史を習ったことなくて以前から勉強したいと思ってたので良い機会ということで。ルドルフ1世からフランツ・ヨーゼフまで、きちんと時系列に沿って叙述しているし、文章もなかなか上手で非常に分かりやすかった。ただし、新書サイズの制約なのかもしれないけど、家系図と、当時の地図をもっと詳しく乗せて欲しかったな。ベネツィアとかマドリッドとかなら地図が無くてもわかるけど、バイエルンとかボヘミアとか言われてもさっぱりなので。
#つい、称号を「トライガ」と読んでしまったり、諸侯を「ヴォーダ」と読んでしまったりする(^^;

[BOOK]免疫革命(安保徹):可。オレも、現代の西洋医学に限界があることは良く分かっているし、ところどころ治療法に疑問を持っている部分もあるので、この本で述べている内容は非常に共感できる。しかし、今までの民間療法・代替医療は、治ったという例を挙げるだけで科学的裏づけが為されていない、と著者自身が批判しているにも関わらず、この本でもやはり科学的裏づけは為されていない。民間療法などの説明ではA → Dという説明しか無かったのを、この本ではA → B → C → Dという仮説を立てているだけまだマシではあるが、「A」「B → C」「D」など、部分部分では科学的裏づけがあっても、それをつなぐ部分はあくまでも著者が想像した仮説に過ぎないのに、あたかもその部分まで科学的に証明されているように書く記述は如何なものか。きちんと、科学的に証明されている部分と、著者が想像で書いている部分をはっきり分けていれば、かなり良い本だと思うのだが。
#荷物になるので、ウィーンのホテルに捨ててきた(^^;

11月28日(月)
ただいま。新婚旅行(オーストリア)から帰ってきました。

行きはフランクフルト経由で、乗り換えてザルツブルクまで行ったんだけど、オレのスーツケース出て来ないでやんの。添乗員付きのツアーで行ったので、添乗員がいろいろと手配してくれて非常に助かった。いくら英語が通じるって言っても、自分でこんな交渉は自信無いからね。うわー、ロストバッゲージって本当にあるんだぁ、と思ってたら他にも出て来なかった人たちが5・6組並んでて、100人足らずしか乗ってない飛行機だったのに、すごい率だなぁ、と思ったり。オーストリア航空大丈夫か? 良くある事なのか、添乗員は慣れたもので、「イギリスだったら今日中には来ないと思いますけど、ドイツだからたぶん今日中に届くと思いますよ。ドイツ人はこういうミスはするけど、ちゃんと取り戻そうとしますから。」とのこと。確かに次の便で届いたので、一安心。やっぱりドイツ人と日本人はまだしも相性が良い気がする。イギリス人って真面目なイメージがあったけど、そうじゃないんだなぁ。これがイタリアだったら最後まで荷物見つからないんじゃないの?

オーストリアはもう雪が降ってて、オレらが行く数日前が初雪だったとのこと。降ってはいたけど積もってなかったし、気温的には札幌の12月上旬〜中旬って感じ。オレは寒いの平気な人なので、むしろ過ごし易いくらいだったが、かなるとか他のツアー参加者(東京の人が多かった)は寒い寒いって連呼してたね。その日からあちこちでクリスマス市(クリスマスの飾り付けを売る露天)が始まってて、結構お祭りっぽい感じだったので、お土産向きな小物を買うには不自由しなかったね。

ザルツブルクで一番の収穫は小銭入れをgetしたこと。こういうパカパカ開くタイプの小銭入れって日本じゃなかなか売ってなくてね。もともと祖父か誰かのカナダ土産でこの手の小銭入れを貰ってから、すっかり気に入って長年使ってたんだけど壊れちゃって。その後、アメリカ行ったときに見つけて、壊れても良い様に3個まとめ買いしたんだけど、半年くらいで3個とも壊れちゃって(やっぱりアメリカ製はダメだわ)、それ以来ずっと小銭はジャラジャラとポケットに入れてたんだけど、オーストリアでついに発見したので、とりあえず2つget。もしかして日本以外では意外にメジャーなんじゃない?

その後、ウィーンに移動して宮殿を見たり王宮を見たり教会を見たり美術館を見たり博物館を見たりオペラを見たりコンサートを聞いたり。もともといろいろと見学するツアーな上に、自由時間にもオペラとかコンサートを突っ込んだ所為で全然休むヒマ無し。とりあえずオペラはまだオレらには早すぎることが判明、7割くらい寝てました。

オーストリアの料理は基本的にドイツ料理に近い感じで、肉とポテトがメインで全体的に味付けがしょっぱい。ただ、ザウアークラウトは思ったより出て来なかったな。ツアーに含まれている食事は、まぁマズくは無いか、って感じだったけど。自由時間に自分達で入った店の料理は美味かったね。こっちが本当のオーストリア料理なのかも。あと、ウィーンはカフェ発祥の地らしく、あちこちにカフェがある。って、これは今や日本も同じかな。ホテルザッハー(ザッハートルテの元祖)でザッハートルテを買ったり、デーメルでカフェったり。

基本的に夜出歩いたりしても安全だし、見所満載な割りに町全体がこじんまりとしてるし、更に気候も北海道に似てるし、ドイツ人(オーストリア人だが)の気質は日本人と合うしで、この街なら留学とかで暫く住んでも良いかなぁと思った。アメリカに行ったときは、一瞬たりともそんなことは思わなかったのにな。だけど、日本に帰ってきてすぐにラーメン食って、その日の夜に寿司食いに行ったが。やっぱレストランやカフェで水飲み放題ってのは良いわぁ(^^;

11月15日(火)
[COMIC]野蛮の園 vol.3(西川魯介):優。相変わらず小ネタ満載の魯介節全開でヴンダバ。これで完結とは残念。そいえば、これ読んでて思い出したんだが、なんかASIMOの廉価版っぽいロボットのキットが十数万円で売ってるんだってね。それで作ったロボでバトルとかTVでやってたよ。光ファイバーコミュニケーション回路全開夢操作1な時代ももうすぐかねぇ。マンガの中で使ってたCPUは64K bitとかだったので、その点で追いつくにはまだまだ遠そうだが。

[COMIC]よろしく神田さん(大乃元初奈):優。神田と東が意外にも良い感じでびっくり。

[COMIC]辣韮の皮 vol.4(阿部川キネコ):優。ようやっと4巻出た〜!今回はオレ的に特にニヤリとするネタが多くて悶えながら読んでたよ。名セリフってつい言っちゃうよね〜(たとえそれがさほど名セリフでなくとも!)。

[NOVEL]イーシャの舟(岩本隆雄):優。
[NOVEL]鵺姫異聞(岩本隆雄):優。[NOVEL]星虫 → [NOVEL]鵺姫真話 → [NOVEL]イーシャの舟 → [NOVEL]鵺姫異聞 と続く4部作の3・4作目。色んな伏線が綺麗に消化されると言えば聞こえは良いが、正直ここまで来ると御都合主義や設定の後付け等の謗りを免れ得ないと思う。とは言え一つ一つは間違いなく良作なので、「優」としておく。

[DVD]Ray:優。レイ・チャールズの伝記映画。ジェイミー・フォックスの演技が素晴らしい。オレは本物のレイ・チャールズを良く知らんので、本物にそっくりな演技だったのかどうかは良く分からんのだけど、それを考えないにしても素晴らしい演技だったと言える。

[COMIC]Fateアンソロ vol.11(一迅社):可。今回も武梨えり描いてない〜(つд`) 藤こよみ&箱田あしは相変わらず良いけど、あとは二階堂ぽちとタスクオーナがちょっと良かったくらいかなぁ。

11月14日(月)
突然ですが、結婚しました。

11月10日(木)
[COMIC]もやしもん vol.2(石川雅之):優。今回はグロい発酵食品や難解な薀蓄は控えめで、軽いテンポのお祭り話や女性新キャラ達の登場でテコ入れか?って感じ。オレはどっちもオッケーだが、薀蓄好きな人には不満かもなぁ。あと、及川はまだしも、長谷川と武藤と宏岡はみんなケバ系の顔立ちでいまいち区別が付かん。いや、区別は付くんだが、印象が似過ぎなので、もう少し描き分けられないもんかなぁと。

[NOVEL]スクラップド・プリンセス・サプリメント vol.5(榊一郎):可。ついに外伝も含めて完結。これでようやく売っ払えるな(<って、売るんかい)。いやまぁ、面白かったけど、ずっと保存版としてとっとくほどのモンでもないしな。最後のこの巻も特に最後を意識して書かれたモンでないだけに、やや尻すぼみの感が否めない。書き下ろしの「剣の意味」だけは最終巻に相応しい内容ではあったけど、前巻の方が寧ろ最終巻って感じだったなぁ。

[BOOK]名画の医学(横田敏勝):可。古今の名画に描かれた疾患を、現代医学の目で診て解説するというコンセプトは面白いんだが、説明が専門的に過ぎる割に説明の為の図表などが少な過ぎて分かり難い。病気のメカニズムについてかなり詳しく分かっている人間でないと理解は困難だが、当然そんな人間には説明は必要でなく、理解していない人間には説明が不親切すぎて理解できない。対象読者をどの辺りの層に絞っているのか不明な一冊。

[NOVEL]気象精霊ぷらくてぃか vol.5(清水文化):良。なんかユメミがだんだん素直になって来て、まるで父のような気持ちにも似て嬉しいよ。

[COMIC]ONE PIECE vol.39(尾田栄一郎):優。CP9、最初からいた4人だけでもかなりツラいと思ってたのに、更に3人も増えちゃって、どうやって倒すんだこんな奴ら。

[COMIC]NARUTO vol.30(岸本斉史):優。サクラ強ーい。ところで、みんな中忍になって、ネジなんかは上忍な筈だが、チームって変わんないのかね。

[BOOK]上司は思いつきでものを言う(橋本治):可。タイトルはインパクト有るけど、内容的にはそれ程でも。要約すると、「上司にも理解できるように説明しない貴方が悪い」「『上司なんだから優秀に決まっている』と思い込んでしまう儒教的体質が日本のサラリーマン社会の欠点」以上。他にも「上司のバカな思い付きに対しては、呆れてしまえばいい」という論旨もあり、有効な提案とは思うが、具体的な方法までは練られていないのが残念。

[COMIC]RING vol.3(島袋光年):優。3巻ようやくGetできた。展開的にはスラムダンクのパクりと言われても反論出来ないかもしれないが、リングっつー架空のスポーツが非常に面白そうなので、オレ的には許可。なんか打ち切りっぽい感じで第一部完なんだけど、その辺が連載終了の理由なのかねぇ。いや、中途半端で中断していた「たけし」を再開してちゃんと終わらせるための一時的な休載だと、オレは信じてるが。

[COMIC]日常茶飯事(夢路行):良。夢路行全集はこれで完結。って、これで本当に全部なのかなぁ。

[COMIC]モノクローム・ガーデン vol.4(夢路行):良。モノクローム・ガーデンもこれで完結。「僕と彼女の世界の未来」が好き。

11月3日(木)
[WIN]Fate/hollow ataraxia:優。ようやくコンプ。最後の2%が見つからなくて、かなり総当り的に探しまくったら、一番最後にあったので、非常に疲れた。今回は、カレンもバゼットもあまり感情移入できるキャラじゃなかったので(感情移入できるプレイ環境じゃなかった、ってのもある)、「優」とはいっても前作が実質「優++」くらいだったのと比べると「優」ってところかな。キャスターの耳が、何事も無かったかのようにエルフ耳になってやがる!と思ったら、前作もパッチ当てられてエルフ耳がオフィシャルになっていたらしい。


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