2014年〜2017年に発生した台風と大雨災害の記録

2017年に日本を通過した台風による被害

2017年台風情報  台風22号  (2017/10/30/6:00) 

            
<気象協会が発表した10月28日昼〜30日昼までの各地の予想雨量>


   時間帯

       豪雨の区域

1日の雨量
(多い所で)

 風速(最大)

28日昼〜29日昼

  沖縄本島

 150mm 
 

28日昼〜29日昼

 
鹿児島県奄美大島 
  九州南部(種子島・屋久島)
  

 200mm 
 

28日昼〜29日昼

  九州北部
 中国(山口)
 東海
 伊豆諸島
  

 120mm
  
   

28日昼〜29日昼
 
  近畿
  四国

 150mm 

  

29日昼〜30日昼

  近畿中部、北部
  近畿南部
  東海
 関東
 北陸
  四国南部

 100〜150mm
 100〜150mm
 100〜150mm 

 
100〜150mm
 100〜150mm
 
 
 

29日昼〜30日昼

 伊豆諸島  
 
 100〜200mm

   

                                   [日本気象協会の情報を参照]
                                                 


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 台風21号  (2017/10/22〜10/23)

                        
 
日本各地に爪痕を残した超大型台風21号は23日15:00に温帯低気圧に。
  

<台風21号の被害状況>


   台風21号による全国の被害状況 (国土交通省の調査 2017/10/25/14:00)   

 

         <気象協会が発表した10月22日昼〜23日夕方までの各地の予想雨量>


   時間帯

       豪雨の区域

1日の雨量
(多い所で)

 風速(最大)

22日昼〜23日昼

  四国
  中国・東北  
  九州南部(種子島・屋久島)
  鹿児島県奄美大島 

 250mm
 
   
   25〜35m

22日昼〜23日昼

 近畿(中北部)・北陸
  近畿南部

 400mm 

  25〜35m
  35〜50m 

22日昼〜23日昼

  東海

 600mm
  
  
35〜50m

22日昼〜23日昼

 関東

 300mm 

  35〜50m

22日夕〜23日夕

  中国・東北                

 200〜300mm 
 

22日夕〜23日夕

 近畿 
 北陸 
 関東・甲信
  伊豆諸島   
 
 300〜400mm
 300〜400mm
 300〜400mm 
 100〜200mm

 
  
   35〜50m
   35〜50m

22日夕〜23日夕

  東海

 400〜600mm   
 
   35〜50m
 
すべて解除

<大雨洪水・土砂災害・浸水害警報>
近畿、東海、北陸、関東、甲信、東北
の各県

<暴風警報発令中>
関東、甲信、東北の各県と北海道

 

   

                                    [日本気象協会の情報を参照]


2017年台風18号 2017年9月13日〜19日

経過

  日本列島を縦断し、各地に被害を与えた大型台風18号。特に九州と四国での大雨による被害
  が甚大だった。 最低気圧=935hPa 最大風速=50m  最大瞬間風速=70m (沖縄南海上)
  発生場所はマリアナ諸島。 

  9月13日に沖縄県の宮古島を直撃したときは、50年に1度という1日の総雨量が490mmの豪雨
  を記録した。連休2日目の17日の昼前に鹿児島県薩摩半島に上陸、15時には宮崎市付近を通
  過、この時に九州北部の大分県では甚大な水害が発生、宮崎、大分両県で13万人もの住民が
  避難指示を受けた。17日18時には四国高知市付近、21時には兵庫県南東部に再上陸、夜半
  に福井県、新潟県佐渡島、秋田西海上、北海道・・・・・全国各地に影響を与えた。今年に日本本
  土に上陸した台風は3度目だが、強い勢力を維持したまま沖縄県、九州、四国、本州、北海道
 4島すべてを縦断した台風は史上初である。  

 (12日フィリピン東海上に位置していた時)
 気象庁が発表した予想進路は、沖縄南海上から北西に進み、先島諸島の宮古島を直撃。東
 シナ海上を通過し、中国大陸の華中に上陸するという予想だったが、小生は9月の台風の特徴
 を思い出し、偏西風に乗って台風は北上し、日本本土に接近する可能性が大きいと懸念してい
 た。

 以下は小生が13日〜18日までに記述した台風の予想進路と防災上の注意すべき点である。
  気象庁の台風情報を参照しながら書かせていただいた。今後の防災対策にお役に立てば幸い
 である。

 (13日の朝、宮古島接近時)
 ●進路= 西北西 〜13日昼に沖縄県先島諸島(宮古島)の近海に達する見込み。

 ●留意点
  偏西風の影響を受けて東シナ海から華中東海上を北上。週末の16日(土)には進路を東寄
  りに変え、九州に接近し、日本列島を縦断する可能性がある。秋の台風の特徴でちょうど右
  へ放物線を描く形になり、大陸の高気圧に阻まれているため、右へ(東へ)急カーブして東へ
  移動する。今後の動きに注意し、激しい風と雨に対する早め早めの対策が必要。 
   
沖縄本島、先島諸島(宮古島、石垣島等)、八重山諸島は13日は猛烈な風と雨の大荒れの
  天気になるので厳重な警戒が必要。高波にも注意が必要。海岸、河川には絶対に近づかな
  い。警報発令中は外出は避ける。冠水した道路での運転には注意する。 

 (17日朝、九州南部上陸時)
  ●進路=東北東で鹿児島県屋久島の西海上(17日1:00)→鹿児島県薩摩半島枕崎市付近へ
  上陸(17日昼前)→宮崎付近(17日12:00)→高知足摺岬〜高松市付近(17日18:00)→近畿
  (17日夜)→北陸(18日朝)→秋田市西海上(18日21:00)

 ●留意点
    17日〜18日にかけて強い勢力を保ったまま、九州〜四国〜近畿〜北陸地方を直撃し、日本
   列島を縦断する恐れがある。重大な災害が発生することが懸念される。      
   進路にあたる地域は今後の台風の動きに警戒し、激しい風と雨に対する早め早めの対策
    必要。   

  
九州南部(鹿児島県薩摩・大隅地方、宮崎県) および四国南部の太平洋側の海は大荒れ
   で暴風と高波に警戒が必要。
   
波浪警報発令中は絶対に海に近づかない。太平洋側だけでなく、瀬戸内海では高潮が発生
    する場合がある。小型船舶と漁船の係留は高波が発生する前にしておく。

 
暴風雨警報が発令されたら危険な場所(海や増水した河川)に近づかない、外へ出ない、安
  全な場所へ速やかに避難する。台風の通過に伴い、突風や竜巻も発生する可能性が大であ
  る。古い家屋の屋根(瓦)、窓ガラス等が飛ばされないように台風が接近する前に固定してお
  く。(警報発令中は絶対に作業をしない)日本の家屋は建築上、上から下への押さえは頑丈
  にビス止めしてあるが、突風が吹いたら上へ引き抜かれて飛ばされやすいという弱点がある。
  トタン・鉢などの飛来物は倉庫に入れておく。河川の近くの冠水した道路を車で通過すると川
  に流される危険があるので注意が必要。

 
激しい風だけでなく大雨による被害も懸念される。河川の増水・氾濫、洪水、低い土地への浸
  水、道路の冠水、山間部の土砂災害等への厳重な警戒が必要である大雨が降る前に近く
   の安全な場所へ避難する。 


  
台風が通過する場所によって1時間に80〜100mm、多いところで1日の降水量が300〜500mm
  を超える猛烈な雨が降るところもあることが予想される。17日朝〜18日昼にかけて西日本を中
  心に全国的に猛烈な風と雨で大荒れの天気になる恐れがあるので厳重な警戒が必要である。
  竜巻や突風にも注意が必要である。荒天時の外出は控える。
 
 [発令される警報の種類]          
  
暴風警報、波浪警報、高潮警報、大雨洪水警報、土砂災害警報、記録的短時間警報情報な
   どのいずれか。
 
記録的短時間警報が発令されたら、近くの川が氾濫する恐れがあるので速みやかに安全な
   場所へ避難する。
  

   (17日夜、近畿上陸時)
  ●進路=北東で現在地は兵庫県南東部(加古川市〜明石市付近)(17日21:50)→→北陸・敦
   賀市付近(18日0:00)→山形県酒田市西(18日6:00)→北海道稚内市(18日18:00)
            
  ●留意点は上記と同じ。                     以上

   

         <気象協会が発表した9月13日朝〜18日夕方までの各地の予想雨量>


   時間帯

       豪雨の区域

1日の雨量
(多い所で)

 風速(最大)

13日朝〜14日朝

  沖縄県先島諸島(宮古島)

350〜500mm
実際は533mm

  50m
(935hPa)
 宮古島市
 50.9m

16日夜〜17日昼

 鹿児島県奄美地方

 150mm

  25〜30m

16日夜〜17日昼

  九州南部(鹿児島県薩摩大隅地方、
 種子島・屋久島地方、熊本、宮崎)

 300mm

  35〜50m
種子島西之表市
40.0m

16日夜〜17日昼

 九州北部(福岡、大分、長崎、佐賀)

 350mm 
実際は
大分県豊後大野
市600mm
大分県津久見市
500mm
宮崎県宮崎市
600mm

 25〜40m

16日夜〜17日昼

 四国(高知、愛媛、香川、徳島)

 350mm

  30〜45m
高知県室戸市
47.8m

16日夜〜17日昼

 中国(山口、広島、島根、岡山、鳥取)
 北陸(福井、石川、富山)

 200mm
 100mm

  25〜35m
  15〜25m

16日夜〜17日昼

 近畿地方(兵庫、大阪、京都、奈良、
  滋賀、和歌山)
 東海(三重、愛知、静岡、岐阜)
 関東、甲信(長野、新潟)

 350mm 
 

 200mm
   

  15〜25m
 
  15〜20m
  15〜20m  

17日夜〜18日夕


  四国(高知、愛媛、香川、徳島)
                〜18日朝まで
  近畿(兵庫、大阪、和歌山、奈良、
  京都、滋賀)        〜18日朝まで
  北陸(福井、石川、富山) 
  北海道(17日夜〜18日昼)
  北海道(18日夕)

 250mm

 250mm 


 250mm
  

  30〜45m

  30〜45m


  30〜40m

17日夜〜18日夕


 中国(広島、岡山、島根、鳥取) 
 東海(三重、愛知、岐阜、静岡) 
 東北(福島、山形、秋田、宮城、岩手、
 青森)
   
 
 200mm
 200mm   
 200mm

  25〜35m
  25〜35m
  30〜40m 
八戸市で瞬間風
速41.7m 

17日夜〜18日夕

  北九州(福岡、大分) 〜18日朝まで
 中国(山口)       〜18日朝まで

 120mm  

   

  15〜20m
  15〜20m 

17日夜〜18日夕

  甲信(新潟、長野)      
  甲信(山梨)
  関東
 

 150mm  
   

  25〜35m
  20〜25m
  20〜25m

18日夕〜19日夕

 北海道 

  50〜100mm

  25〜35m 

* 予想された降水量よりも実際は超える雨量になる恐れがある。
                                              
[気象協会の情報を参照]
      

台風18号による被害

  ⇒ 台風18号による被害(九州・宮崎)

  
⇒ 台風18号鹿児島南九州市に上陸

    
大分・宮崎両県で13万人が避難

    ⇒ 台風18号大分で猛烈な雨 川が氾濫


        人的被害=四国、九州で5名死亡。全国で59名重軽傷。
        物的被害=家屋の全壊3、半壊5、一部破損531、床上浸水1627、床下浸水4339
                        公共の建物他の損壊52、農林水産(農作物)被害甚大
     
   台風18号による全国の被害状況 (国土交通省の調査 2017/9/22)   

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防災対策が不十分だったため被害が大きかった事例

2017年8月23日に中国華南地方に上陸した台風13号で死者9名 甚大な被害をもたらした。
防災対策が十分ではなかったと思われる。

    台風13号で被災したマカオ 対応に遅れ       

       マカオの行政長官は事前に暴風雨警報を発令していなかった

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大雨洪水警報・土砂災害警報情報(大雨時)

  →  気象庁のHP 

    土砂災害危険度5段階で表示(気象庁)      

    NHK気象情報      

   
  記録的短時間大雨情報・各警報
        記録的短時間大雨情報が発令されたら近くの河川は増水もしくは氾濫する恐れが
     ある。床上・床下浸水の可能性も大である。1時間に100mm以上の降水量は24時
     間で100mm×24h=2,400mm(2.4m以上多いところで5m近くになる)

 

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2017年台風5号の経過と被害状況  (2017/7/21/〜8/9)

●発生日と発生場所 2017年7月21日 南鳥島付近の海上 1008hPa  
●寿命 18日と18時間(450時間) 統計上3位 
●台風の規模  今回=非常に強い 最大時の気圧=930hPa、 最大風速=50m、 最大瞬間風速=70m 
                       (@強さの基準 強い=風速33m/s〜44m/s、  非常に強い=44m/s〜54m/s
                                              猛烈な=54m/s以上
             A規模の基準 大型=風速18m/sの強風域の半径500km〜800km(暴風域=25m/s) 
                      超大型=強風域の半径が800km以上) <気象庁のHP参照>
 
●平均速度 15.6km 自転車並みの遅い速度 7日夕に近畿南部に上陸した後、9日に山形西方で
         温帯低気圧になるまでは平均25kmぐらいで大荒れの天気が長引いたのが特徴。
                   日本列島を縦断し、全国に影響を及ぼした。                               

         台風が迷走したり、速度が遅かった理由として日本周辺に高気圧が2つ張り出していて
         台風の進路を阻んでいたことと西側から吹く偏西風に乗れなかったことである。高気圧
         の1つは日本の南海上、もう1つは西日本の北側〜大陸にかけて張り出していて九州
         を北上することができなかった。7月の豪雨被害に遭った福岡、大分地方を通過しなか
         ったのは幸いだったかも知れない。

●経過        7月28日    小笠原諸島父島、母島付近の海上を迷走。
                  31日    気圧980hPaに下がる。
               8月1日     気圧950hPaに下がり、勢力が非常に強くなる。南大東島の南東の海
                                         上。進路を西に変える。
            4日17:00     鹿児島県奄美諸島北部に最接近する。気圧は930hPa、最大風速50m、
                       最大瞬間風速は60〜70m。
             4〜5日    奄美大島本島と喜界島の24時間の総雨量は600mmで50年に1度の
                                       大雨を記録する。最大風速は50m。道路、橋の損壊、道路の冠水、
                                         土砂崩れなどの被害をもたらした。人的被害はない。                        
                        5日朝        鹿児島県種子島・屋久島を通過。暴風雨で大荒れの天気。
                          種子島と屋久島で2名死亡。避難指示が徹底しなかったのではないか。
                                        この日は暴風大雨洪水波浪警報が発令中であった。波が高いときは
                    絶対に海岸に近づいてはならない。漁船の係留は波が高くなる前に行
                    う。  
           6日朝      鹿児島県薩摩・大隅地方 暴風雨で大荒れの天気。
           6日夜      宮崎県都井岬東海上を通過。宮崎県地方暴風雨で大荒れの天気。                  
                        7日朝        四国(高知・愛媛・香川・徳島)
                                        =四国足摺岬〜室戸岬を通過。猛烈な雨が降り、大荒れの天気。                                                                                                              
              7日夕〜    近畿南部 和歌山県北部に上陸。近畿各地(和歌山・奈良・滋賀・兵庫
                     大阪・京都)は暴風雨の大荒れの天気で雨が激しく降った。和歌山では
                   県道が冠水するという被害がでた。 滋賀県長浜市では姉川が氾濫し、
                   周辺の集落に濁流が流れ込むという被害がでた。死者・負傷者がいな
                   かったのは幸いである。地域で住民同士声をかけ合ったことが功を奏し
                   たと言えよう。                                      

                                     → 滋賀姉川氾濫 住民必死の避難  

                   なぜ一部の集落に川の水が氾濫し、浸水したか? 堤防がなかったこと
                    =切り通しが原因。住民にとって切り通しは生活道路の確保のために必
                          要であるという思いがあった。土嚢(どのう)で切り通しをせき止めたのは
                                        濁流が流れ込んだ後の午前4時頃だという。生活と安全どちらを優先す
                                        べきかは今後、町内会と行政の土木課の職員とで話し合いをしなければ
                         ならない。 
                                                   
            8日朝     北陸(福井・石川・富山)=強風と大雨。愛知県豊橋市では突風による
                                       トラック2台と普通車の横転事故が発生。住宅の屋根が吹っ飛ぶという
                   被害も。 三重県松坂市、四日市市でも突風による被害が。                           
                      9日         新潟県を通過し、午前3時に山形県西方海上で温帯低気圧に。                                                                                                  
           

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    → 7月豪雨の被害甚大(九州北部)  

         無惨な光景は見るに耐えない。 Northern Kyushu devastated by massive floodwater.  (July, 2017)

    東北(秋田)でも豪雨による被害甚大(7月)

    8月25日 また北日本で激しい雨

    秋田岩手豪雨 再建に踏み出したのにむごすぎる 2度目の浸水 落胆と困惑 


   

★★★ 今後も海水温の上昇による大型台風の発生のみでなく、地球の温暖化による異常気象
     の発生、竜巻、突風の発生、急激な気候の変化、豪雨、干ばつ、河川の増水、氾濫、山
     間部の土砂崩れの甚大な被害が予想される。住んでいる場所が土砂災害危険箇所か
     どうかを確認し、早め早めの対策が必要である。

          地球温暖化が輪をかけ、雨量が増大し、災害規模が大きくなっているという現実がある

       
   6月末〜7月始めの梅雨前線、9月〜10月の秋雨前線が停滞している時に台風が直
      撃した場合、相乗作用が働き、雨量が通常の2〜3倍以上増えるということを知らなけ
      ればならない。暖かく湿った空気が流れ込んだ結果、雨量の増大を助長している。

          台風の規模が大きい場合、前線が停滞せず引っ張られ、太平洋側に移動するものだが、
     小型の場合は前線が移動せず、ずっと居すわった形(数日間停滞)になり、その上、
     南(東シナ海、太平洋)側から暖かく湿った空気が流れ込んだ結果、相乗作用が働くも
     のと思われる。 


         
私が19年前の8月の盛夏に北海道を訪れた時は25度ぐらいだった。大阪よりも10度
     低かった。7月に北海道内陸部で36.8度というのはおかしい。異常である。異常気象
     は日本だけではない。世界各地で発生している。南極の氷山の分離、アラスカで砂漠化、
          中国南部の集中豪雨による被害、アンデス氷河の溶解など。

 

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2017年7月豪雨による被害状況(国土交通省)

 → 九州(福岡、大分)豪雨による被害状況   

 → 7月22日からの梅雨前線に伴う大雨による被害状況(東北〜関東〜北陸)   

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2014〜2016年 3年間の台風による被害情報のまとめ

 

★★★2016年台風による被害情報★★★

 → 台風18号による全国の被害状況 (国土交通省の調査 2016/10/6 14:30の時点)   

 → 台風16号による全国の被害状況 (国土交通省の調査 2016/9/30 9:00の時点)   

 → 台風10号による東北、北海道の被害状況(国土交通省の調査2016/9/30の9:00時点)  


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★★★ 2015年台風23号が変わった低気圧の影響 ★★★

台風23号が変わった温帯低気圧の影響で北海道で9日朝まで荒天が続く。死傷者21人。


★★★ 
2015年台風21号の被害 ★★★

9月27日最大瞬間風速80mを記録した沖縄県与那国島では住宅被害200余。


★★★ 2015年台風18号の被害甚大  ★★★

 9月9〜10日に上陸した台風18号の影響で大雨による被害が関東、東北地方で発生。特に
 栃木県、茨城県を流れる鬼怒川が決壊し、甚大な被害をもたらした。

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★★★ 2015年台風15号による被害状況  ★★★

沖縄県石垣島〜宮古島〜鹿児島県奄美諸島〜屋久島〜鹿児島本土〜熊本県〜福岡県〜山口
県など西日本を縦断し、各地に被害をもたらした。台風の特徴として陸地を通過してもなかなか
勢力が衰えないことである。猛烈な雨を降らし、竜巻や突風も発生している。今後もかかる特徴
の台風が発生する可能性が高いので早めの対策が必要。  


 → 台風18号被害状況(国土交通省の調査 2015/9/14の17:00時点)  
 → 
台風15号被害状況(国土交通省の調査 2015/9/8の10:00時点)   
 → 
台風11号被害状況(国土交通省の調査 2015/7/27の10:00時点)   
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台風12号被害状況(国土交通省の調査 2015/7/27の10:00時点) 

 

<2014年発生した台風8号による被害状況>

猛烈台風8号と梅雨前線は、日本各地=沖縄県〜九州(鹿児島県、熊本県、宮崎県、長崎県、
大分県、福岡県)〜四国(高知県、愛媛県)〜中国(広島県)〜近畿(三重県)〜東海(愛知県)
〜中部(長野県、新潟県)〜関東(千葉県)〜東北地方(福島県、山形県、青森県)〜北海道に
甚大な被害をもたらしました。

(1)死者3,負傷者63、家屋の全壊6,半壊9,一部損壊79,床上浸水119,床下浸水471、
公共物損壊9,その他損壊40

(2)最大瞬間風速=沖縄県渡嘉敷 53m 那覇市 50.2m 粟国島 39.1m 鹿児島県
与論島39.1m

(3)1h降水量 70〜90mm=沖縄県読谷、那覇市、名護市、鹿児島県紫尾山、さつま柏原、
熊本県牛深、高知県魚梁瀬、宿尾

(4)24h降水量 300mm〜400mm=沖縄県名護市、国頭、読谷、熊本県牛深、鹿児島県
与論島、宮崎県えびの

(5)期間降水量300mm〜500mm=宮崎県えびの、鹿児島県紫尾山、岐阜県関市板取、
沖縄県国頭、名護市、那覇市、読谷、奥   


2014年台風12号と11号による被害甚大>

(1)死者5,負傷者71、家屋の全壊6,半壊8,一部損壊257,床上浸水709,床下浸水1751、
公共物損壊1,その他損壊77

(2)最大瞬間風速=高知県室戸岬 52.5m 和歌山県友ケ島 44.8m 徳島県蒲生田 44m
  兵庫県神戸空港 40.6m 沖縄県北大東 47.3m

(3)期間降水量 高知県魚梁瀬 1081mm 鳥形山 905mm 三重県宮川 662.5mm
  和歌山県本宮 651mm


2014年台風19号の被害状況> 2014年10月12日〜14日

(1)死者3,負傷者94(重傷21)、家屋の全壊0,半壊3,一部損壊50,床上浸水31,床下浸水261、
   公共物損壊0

   台風の規模が超大型の猛烈台風であったにもかかわらず被害が思ったより少なかったのは、台風に
  対する対策を早めに実行した成果と言えるかも知れない。 

(2)最大瞬間風速=沖縄県糸数 49.7m 鹿児島県沖永良部 41.2m 同県与論島40.1m
  
(3)1時間降水量 兵庫県洲本市 87.0mm 高知県窪川 76.5mm 大阪関空島 79.0mm

(4)24時間降水量 沖縄県国頭 514mm 宮崎県神門 498mm 高知県窪川445mm

発生場所:10月3日マリアナ諸島
気圧と最大瞬間風速:10月9日 フィリピン東海上 900ヘクトパスカル 85m/h (
2014年最大級)
              10月12日 沖縄南海上 920ヘクトパスカル 70m/h
                             10月13日 鹿児島県枕崎市 950ヘクトパスカル 55m/h 
特徴:風速25m以上の暴風域が半径220km、15m以上の強風域が半径700kmという超大型
    であったことで、台風の中心から離れた地域でも15〜20mの強風が吹いていたことである。
    中心ははるかかなたの沖縄県に位置していたのに近畿地方でも15m以上の強風が吹いて
    いた。

家屋の被害:これまでの大型台風の中で最大瞬間風速50m以上のときに家屋の全半壊が多い。
         

     
冠水や倒壊も 沖縄で台風猛威  
        
19号北上 暴風雨や土砂災害などに警戒を  (2014/10/13)
         
米軍も警告 ”3連休直撃” 殺人台風 あと6〜7個襲来  

海水温の上昇により、今後も大型台風と猛烈型台風の発生が予想されます。

 

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