11月27日(土)
[COMIC]ああっ女神さまっ vol.30(藤島康介):可。気がつけば30巻。1巻の頃の絵柄とは天と地程も変わったけど、それでも今だに変わり続けてるってのはすごいのか何なのか。

[NOVEL]導きの星 vol.4(小川一水):優。ついに完結。素晴らしい出来。小川一水はごく初期の作品を除いて殆どが(まだ全部読んでないので)面白いと思うんだけど、最近の「復活の地」「第六大陸」「導きの星」は特に完成度が高い。この辺は普段SFを読まない人にもぜひ読んでみて貰いたい。

11月21日(日)
[NOVEL]導きの星 vol.3(小川一水):優。ソノラマでの小川一水は一風変わったSFを書くライトノベル作家って感じだったけど、ハヤカワやこのハルキ文庫に移ってからは結構ハードな内容を上手く、更に政治的テーマなんかを絡めながら破綻無く書いている。これだけ顕著に成長が見て取れるってのは面白い上に非常に嬉しい。本作では今まで発展を見守っていた文明が徐々に地球に追いついてきて、地球の優位性の揺らぎが示唆され始める。これは20世紀初頭の列強の崩壊のオマージュ、そしてやはり現在のパックスアメリカーナに対する諷刺なんだろう。次作ではいよいよ予定調和から外れて急展開しそうなので、早く続きが読みたい。

[COMIC]踊る三日月夜(夢路行):可。夢路行全集 vol.9。全体的に古めのラインアップでちょっとツライ。

[CD/同人]EX2(ViViX):優。10/4の日記で書いた、「人形裁判〜人の形弄びし少女」のArranger、Godspeedさんのオリジナル楽曲集。この人のセンスはオレに合う、というオレの読みは間違ってなかった。全体にコナミっぽい気もしないでもないけど、それもまた良し。様々な曲にチャレンジした実験的なアルバムのようだけど、その中ではオレは3曲目「Crimson Flood」が一番好き。

[CD]tekNOTO(tekNOTO):不可。Spotlight KidのShinya watabeとhosplugの細井聡司(元energyfield)の2人のユニットなので、さぞ素晴らしい物が出来るだろうと期待していたら、それぞれの悪い(オレの嫌いな)部分だけが出ていてガッカリ。ボーカルは良い感じなんだけどなぁ。

[CD]inlay(ave;new):不可。音楽プロデュース集団(らしい)ave;newの1st Album。技術は高いし、ボーカルも悪くないのに、全く持ってピンと来ない。オレよりもむしろ武人向きのような気がするので、武人に上げてしまうとしよう。

[CD/同人]PHOBOS(Levo Lution):可。アレンジ曲はなかなか良い。特に1曲目「Legendary Wings -Transparent blue mix-」(Thunderforce 5の曲のアレンジ)は素晴らしい。なのにオリジナル曲がイマイチで足を引っ張ってるのが非常に残念。

[CD/同人]SPEEDSTER(CrankyEarBreaker):不可。全然オレの趣味に合わない。ダメのダメダメだ。

11月20日(土)
職場の、更衣室の近くの男子トイレには個室が二つあるんだけど、そのうち一つがいつ見ても鍵が掛かっている。そのことに気がついて以来数ヶ月、開いているのを見たのは1回しか無い。いつ見ても鍵が掛かっているし物音も全然しないので、中に誰も居ないのに鍵だけ掛かっているんじゃないかとか、中で誰か死んでいるんじゃないかとかいろいろ可能性を模索していたのだが、一度でも開いていたということはそれらの可能性は否定的だろう。単純にかなりの高確率で誰かが使用している場面に遭遇していたと言うだけなのだろうか。
そして開いているのを見て以来数週間、またも開いているのを見ていない。果たして真相は…。

前々から思っていたのだけど、世の中には「抗菌」を売りにしたモノが非常に数多くあふれている。確かに昔ながらの木のまな板なんかは、ちょっと油断するとすぐにカビっぽい感じで部分的に変色したりする。しかしだからといって木のまな板を使っていると食中毒が多く発生するものだろうか。顕微鏡的には抗菌まな板の方が確かに菌は少ないのかもしれないが、抗菌であろうが無かろうが食中毒の発生率に差が無いのならば(あくまでもオレの個人的な経験に基づく推測に過ぎないので、実際に差が無いかどうかは知らないが)、その程度の菌量の差は「誤差」として無視しても構わないのではないか。
まな板はもしかしたら有意な差があるのかもしれない。便座なんかはきっと抗菌であろうが無かろうが問題になる事は無いと思われるが、大勢の人間が使用するという用途上、心情的には理解出来なくも無い。しかしボールペンに至っては何の目的で抗菌にしているのか理解に苦しむ。菌の増殖し易い高温多湿の環境で使用する物でもない、多人数で共有する物でもない。そもそもボールペンを放っといたらカビが生えたなんて話は聞いた事が無い。潔癖もここまで来ると病気だと言いたくなるが、もしも世の大部分の人間がここまで潔癖であるのならば、寧ろオレの方が病気と言うことになるのだろう。
ところで、外科における癌の手術は年々縮小の一途を辿っている。昔は癌細胞が広がっている可能性のある部分はとにかく取ってしまえというのが常識だった。「命だけ残してあとは全部取るのが外科だ」と嘯いていた医者も居るくらいだ。しかし癌によっては大きく切除しようが小さく切除しようが予後に差が無いということがわかってきて(ある程度進んだ癌は全身に微小転移していて、いくら大きく切除しても所詮取り切れない)、それなら小さく切除するほうが患者の負担は小さく済むという考えが今は主流になっている。傷の消毒に関しても昔は抜糸するまで毎日消毒していたが、今は消毒するのは最初の2日間だけで3日目からは消毒しないどころかガーゼも当てず剥き出しだが、それでも傷の感染率に差は無い。事程左様に、過程に多少の差があろうが結果が変わらないことは良くあるし、結果が同じなら過程はシンプルな方が良い。
で、つまり何が言いたいのかというと、見た目の派手さや軽薄な売り文句に騙されずにその本質や有効性を見抜くことが大事なんじゃないかとか、なんか考えるのも疲れてきたのでここらでありきたりの結論を書いて終わる(^^;

11月9日(火)
[COMIC]OZ vol.2(柊ゆたか):不可。結局なんだかわかったようなわからんような。雰囲気は良いけどストーリー的にはありきたりのような気も。

[NOVEL]スクラップド・プリンセス・サプリメント vol.3(榊一郎):良。今回はラクウェルの出番が多くて良い感じ。外伝も残すところあと1冊。予定では5000年前の話な筈なので楽しみだね。

[CD]一青想(一青窈):可。
[CD]ノマド・ソウル(元ちとせ):可。
[CD]Cocco ベスト+裏ベスト+未発表曲集(Cocco):良。なんか突然女性ボーカルのJ-POPが無性に聞きたくなったので、声の綺麗そうな人を適当に見繕って買ってみた。Coccoは以前にも聞いたことあったので概ね予想通りではあったけど、一青窈と元ちとせはちょっと期待には及ばなかった感じ。つーか期待し過ぎだったのか。

[CD]Elysion(Sound Horizon):優。本作でメジャーデビューらしい。2曲目「辿りつく詩」、6曲目「雷神の系譜」は前作「Chronicle 2nd」に収録されていた曲だし、特に「辿りつく詩」は詩人Luna Balladを題材にした一連のシリーズのうちの1曲なので、なんでわざわざこの曲だけ収録しているんだろうと思っていたけど、メジャーデビューのためのベスト版的ディスクなら仕様が無いか。

[CD]みんのうた(片霧烈火):良。予想通り買ってしまった。片霧烈火はそんなに特別好きって訳でもないんだけど、だけど5曲目「金色ナリ我ガ姫ノ月」はかなり好き。

11月7日(日)
[COMIC]Fateアンソロ vol.5(スタジオDNA):優。うろたえる凛(武梨えり)マンセー。磨伸映一郎もなかなか黒くて良。

[COMIC]Fateアンソロ vol.4(FOX出版):良。強烈に面白いのは無いもののなかなかレベルは高い。高津ケイタが特に良い。うすいけん、皇ハマオ、藤こよみ&箱田あし、高橋むぎ、白浜コータも面白いけど、このメンバーにはもっと面白いものを期待したい。

[COMIC]Fateアンソロ vol.4(宙出版):可。かろうじてうすいけんがほんのちょっと面白いかなぁという程度。ところで慎二って結構人気あるよね。

[COMIC]月姫アンソロ vol.15(スタジオDNA):良。邪武丸が素晴らしい出来。しとね、磨伸映一郎はなんというか、相変わらず(^^; 武梨えりがイマイチだったのが残念。

[COMIC]月姫アンソロ vol.12(宙出版):不可。面白いのはうすいけん位かな。ギャグ無しのAKDって初めて読んだような気がするけど、だからと言って面白い訳ではないしな。

[COMIC]月姫4コマ vol.2(エンターブレイン):可。月娘、本家が更新されないのに、こんなところでお目にかかれるとは…

[COMIC]To Heartアンソロ vol.27(スタジオDNA):可。もうvol.27。ここまで続いてもペースが落ちない原動力ってのはどこから来てるんだろうな。続編アニメや2の製作も影響してるのか。

[COMIC]+1サプライズ vol.2(大乃元初奈):優。面白い。けど、朝倉さんの新刊が出るまでのつなぎ、という立ち位置は変わらないかな。

[COMIC]ぱにぽに vol.6(氷川へきる):良。くそぅ、絵柄に似合わず良い話を描くよなぁ、相変わらず。単行本で読むだけだと、キャラを忘れてしまうのが難点だが。今回は高校メンバーが影薄いので特に。

[COMIC]クロサギ vol.3(黒丸):可。ふと気づいた。このマンガのアシスタントって、3人いるみたいだけど全員女性らしい。この作者も女性なのかもな。性別わかりにくいペンネームだし。

[COMIC]GUNSLINGER GIRL vol.4(相田裕):優。今回はトリエラの出番が多くて良いね。あまり話は進んでいないように感じられるんだけど、今後の展開はどうなるのかね。

[COMIC]荻の原日記 上&下(夢路行):良。これは以前も持ってた。夢路行は瑞那さんのようなキャラが得意なんじゃないだろうか。

[COMIC]NARUTO vol.24(岸本斉史):優。今回はテマリの出番があって嬉しいね。砂はなんかレギュラー化しそうな雰囲気だし、今後にも期待できそう。

[COMIC]ONE PIECE vol.35(尾田栄一郎):優。なんかもういろんな問題が錯綜しまくりで、これをどう解決するのか楽しみだね。最初の頃って、一つのシリーズに問題は一つ二つ程度だったのに、今は混乱するくらい複雑になってる。どんどん腕が上がってるって事なのかね。

[COMIC]彼氏彼女の事情 vol.19(津田雅美):優。有馬パパ実はすげぇ良い人!過去話も面白いし、有馬と雪野の影が薄いこと(これは最近ずっとだが)を除けばかなりベストな巻だよ。

[COMIC]史上最強の弟子ケンイチ vol.12(松江名俊):良。なんか非常に発刊ペースが速い気がするのは気のせいだろうか。それほど心待ちにしていないからこそ速く感じるのかもしれないが(^^;

[NOVEL]天高く、雲は流れ vol.15(冴木忍):可。完結。ラストちょっとあっさりしすぎててちょっと残念だったな。終わってみて全体の評価としては、イラストが森山大輔でなかったら、買う程のモノではないかも。

[NOVEL]キノの旅 vol.8(時雨沢恵一):良。眼鏡キノ。以上。

[NOVEL]復活の地 vol.3(小川一水):優。当初からは予想していなかった程の壮大なテーマというかラストに。発売と新潟の地震が重なった訳だけど、新潟ではこの本のほうに、前回の(神戸の)地震の教訓を生かすことが出来たのだろうか。世事に疎いオレにはわからないけど。

あー、疲れた。ちなみに今月は比較的ヒマなグループに異動になったので、夜は7時には帰れる筈。そんな生活久し振り過ぎて、帰ってから何して良いのかわかんねぇな(^^; とりあえず11日に出る[XBOX]HALO2 を買ってやる予定ナリよ。

11月4日(木)
学会発表の為に博多に来ている。なので、そのヒマを利用して感想をまとめて書いたりする訳だけど、この間一度書いて消してしまったのをもう一度書くのは非常に苦痛なので、かなり適当な感想に。

[CD]DRAGON ATTACK -a tribute to QUEEN-:良。オレが今まで聞いたトリビュートアルバムの中ではかなり良い方。普通HM系のトリビュートアルバムだと限りなく新人に近いバンドが多いんだけど、このアルバムではベテランが非常に多い。レベルが高いのはそのせいか。

[CD]Start From The Dark(EUROPE):優。ヨーロッパ再結成!しかも完全新作で!ヨーロッパはオレがHR/HMの世界に足を踏み入れる嚆矢となったバンドだけに思い入れもひとしお。[COMIC]Bバージン に「オリジナル女」っていう概念があるんだけど、オレの「オリジナル女」ならぬ「オリジナルボーカル」はジョーイ・テンペストとジョー・リン・ターナーと言っても過言ではない。

[CD]Time For Expiation(DRAGONHAMMER):良。イタリアのシンフォニックメタルバンドDRAGONHAMMERの2nd Album。もろイタリアって感じ。

[CD]Wintersun(WINTERSUN):良。フィンランドのメロディックデスメタルバンドWINTERSUNの1st Album。もろ北欧メロデスって感じ。バンドと言っても元ENSIFERUMのヤリ・マーエンパーがボーカルとギターとベースを、つまりドラム以外を全てやっているので「バンド」と言って良いのかどうか。「個人サークル」みたいなもんか(^^; ライブとかどうすんのかね。

[CD]Feeding The Flames(BURNING POINT):優。フィンランドのメロディックスピードメタルバンドBURNING POINTの2nd Album。なんだけど、こいつは臭え ッ!ジャーマンの匂いがプンプンするぜーッ!って言う位ジャーマン臭い。最初聞いたとき絶対ドイツのバンドだろうと思った。最近北欧かイタリアばっかり聞いていたので、改めてジャーマンの良さを再認識した。

[CD]Beyond The Gates(CANS):良。HAMMERFALLのボーカリスト、ヨアキム・カンス率いるCANSの1st Album。ボーカルはHAMMERFALLなのに、曲は全然HAMMERFALLっぽくないのってかなり違和感。

[CD]最後の聖戦(筋肉少女隊):優。7曲目「221B戦記」を聞いて「あっ神谷明だ、と思ったら次は水木一郎だ、って宮村優子もじゃねぇか、すげぇ面子」と一瞬でわかってしまったオレってどうか。あと8曲目「タチムカウ -狂い咲く人間の証明-」が良。

[CD]Sweetly Candy(CURLY GIRLY):可。札幌を中心に活動するインディーズバンドで、ジャケ絵に魅かれて買ってみたんだけど、ウクレレはまぁ良いとしてボーカルが素人のカラオケレベルなのは流石にちょっとな。実は札幌テレビ塔のオフィシャルソング「テレビ父さん」とか歌ってるらしいので意外にメジャーなバンドなのかもしれないが。

[CD/同人]AVALON(wave):優。今まで同人CDに関しては全然知識がなかったのでジャケ買いばっかりだったんだけど、最近はちょっとサークル買いすることも少しずつ増えてきた。で、このサークルもその一つ。[WIN]Fate stay/night のアレンジCD。相変わらずかなりアレンジされてるんだけど、ちゃんと原曲の雰囲気も留めているのがすごい。

[CD/同人]Set me free(resound wav.):優。サークル買いサークルその2。オーケストラルなのはいつも通りで、今作はそれに加えてかなりファンタジックになってる。

[CD/同人]01(Spotlight Kid):優。いままでオレがあまり聞いたことの無いジャンルの曲かも。こういうのは何ていうジャンルになるんだろうな。I'veとかに近い気がするので、強いて言うならエロゲ系?(爆)。

[CD/同人]ダッシュDEレイレイ&デュオプリンセス オリジナルサウンドトラック(m_box):可。まぁ、普通のサントラ。

[CD/同人]spiccato(OPTICALATE):良。[WIN]CROSS†CHANNEL のアレンジCD。良く出来ているとは思うけど、いまいちインパクトが薄いかも。

[CD/同人]SEVEN DEADLY SINS(CLOSED/UNDERGROUND):良。オレってば別に片霧烈火が好きな訳でもないのに、なんで彼女のCDを結構買ってるんだろうな。なんとなくメジャーデビューCDも買っちゃいそうな気がするよ。


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