作品解説/「吸血鬼マリア」
最新作……と言いたいところですが、この作品解説を書いている現在、もう一作未発表の新作を完成させて抱えています。 ただ、これもどっかに投稿しようかな、とか考えてるので、その結果が出るまでは表に出しません。あしからず。
さて、本作は例によって「文学界」新人賞に投稿してみたのですが、今度は橋にも棒にもかかりませんでした。どうにか2次選考までは通過して 雑誌にちっちゃく名前が載るとこまでいった前2作と比べて、どこが悪いのかはよく分からないのですが、きっと毎度変わらず同じこと ばかりやってるうちにネタが古くなってしまったのでしょう。
非常に「私らしい」作品であると自負しています。原稿用紙100枚弱の長さにわたり、だらだらとセックスばっかり続けてる、 展開も転機も何もない、どうしようもない作品です。
この作品を書き上げる直前に、アメリカの同時多発テロが起こりました。
これは文学にとっても大事件であったと思いますが、本作はあの事件よりかなり前に着想を得ていた作品なので、 残念ながらあのとき考えた色々なことを作品に反映させることはできませんでした。
逆に言えば、そろそろ新しいものを書かなければならない、と痛感させられた瞬間でもあります。
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