二〇〇三年七月一六日 涼風 輝 拝 |
(※註1)
マイケル・ムーア[Michel_Moore]監督によるドキュメンタリー映画。2003年3月にアカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門賞を受賞したが、受賞の挨拶で『ブッシュよ、恥を知れ』とムーアがコメントしたのはあまりに有名。この『ボウリング・フォー・コロンバイン』は上映当初から日本国内でも話題沸騰で、国内で最初に上映した恵比寿ガーデンシネマでは、平日昼間でも満席の盛況ぶりだった。おかげで涼風は長らく見損ねていたので、今回見に行ったというわけ。 (※註2) いわゆる「ファンタジー」と呼ばれるジャンルの物語の、古典中の古典と言うべき作品。多くのTRPGやコンピュータRPGの世界観が、この『指輪物語』に拠っている。『ロード・オブ・ザ・リング』の表題で映画化されているので、最近はそっちの方が有名かも。なんて状況にちょっと寂しさを感じてみたり。 (※註3) J.F.リオタール[Jean-Francois_Lyotard]はその代表的著作『ポスト・モダンの条件』において、ポスト・モダン世界を「大きな物語の凋落」として扱っている。日本では八〇年代のニューアカ・ブームの際にちやほやされ、その後半ば忘れ去られつつも微妙にアカデミズムの世界に陰を落とす。今日び迂闊に『ポスト・モダン』なんて口にすると、文脈によっては笑い飛ばされるので注意が必要だ。 |
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